「ほんとうですか ?
へーえ、人間なんてわからないもんですネエ。
あたしゃ、ゆうべ、湯で一緒だったんですよ。
帰りに、『どうです ? そばをちょっとやっていきませんか ? 』
って誘われましてね、あちらは好きですからネエ、ざる二枚をペロリとやっちまったんですら、今日になって亡くなるなんて信じられませんネエ。(-_-)ウーム」
「しかしネエ、人間の寿命ってやつはわかりませんからネエ。
あたしはずーっと見てたんですが、はじめに息子さんが顔色を変えて飛び出す、その後お医者さんが来る、入れ違いに葬儀社の人が早桶を担いでくる・・・
ものが順にいってるでしょ。(~ヘ~;)」
「そうですネエ、あすこのうちは、大家さんと息子さんと二人暮らしなんだから、やっぱり大家さんが亡くなったんでしょうネエ。
そうすると、長屋に住むあたしたちとしても、くやみのひとつも述べなきゃあいけないでしょう。(-_-)ウーム」
「そりゃあそうですよ。(-。-;」
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